まず、居抜きとスケルトンの違いですが、居抜きは物件を原状回復せず、内装や備品をそのままにして撤退することで、他方スケルトンはその意味通り骨組、つまり借りたときの状態に戻すことです。スケルトンの状態のものを借りるとご自分のイメージ通りの内装にし、思いの備品を調達できるというメリットはありますが、昨今のご時世では居抜き物件を選んで何か月分かの手持ち資金をプールしておく方が賢明かもしれません。と申しますのは、軌道に乗るまで持ちこたえる事が必要になってくるからです。居抜き物件の場合、値切り交渉次第では保証金・礼金なども安くなり、内装・備品代はほとんど０近くで営業可能ということもあり得ます。
ただ居抜きの場合、内装の状態はどうか、例えば壁が剥がれていたり、水道を引いている時には水漏れがないか、備品に関しても見場だけで使い物にならないとか、色々細部に渡って検討してみる必要があります。改装の方が新装より高くつくケースもあり得るからです。その点ではスケルトン状態の方が見ての通りなので安心は安心です。まず信頼のおける業者を何軒か当たって、物件も何軒も見て回ることが大事です。そして居抜きにするかスケルトンにするかを決めることだと思います。後で後悔のないようメリット・デメリットも頭に入れながら慎重に決めることをお奨めします。
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